「お母さん○○作って!」と子供に言われた経験ありませんか?
もしたくさんあるパーツの使い方を知っていれば、ヒントをあげたり手伝ったりできるのでより楽しくレゴで遊ぶことができますよ!
今回はレゴクラシックを遊び倒している筆者がパーツを9分類し、名前や使い方を図解。
例として入っているブロックの要素が網羅的なので「クラシック10698」を使用しています。
セットはパーツの種類と色の組み合わせで構成されているので、単にパーツ分類と使い道を知りたい人にも役立ちます。
紹介した作品は作り方をYouTubeで公開していますので、よければ練習用に使ってください☺
もちろんパーツの組み合わせや使い方はこれに限ったわけではないですが、参考にはなるかと思います。
パーツも使い方も色々
10698のセットには790ピースも入っているので、かなりの種類のパーツに触れられます。
前提としてお伝えしたいのは、パーツはどう使ってもよいということ。もちろん乱暴に使ったり壊したりしなければ。
どう使うかを考えるのがレゴの醍醐味であり、知育玩具と言われる理由の一つです。
そしてパーツはわかりやすいのから、わかりづらいものまで様々。
例えば以下のパーツは実物と見た目が近いため、説明がなくてもお子さんも親御さんもパッと用途が思い浮かぶのではないでしょうか。
ドアやフェンスなら家に、タイヤは車で~、生き物には目があるな~なんて風に。
しかし以下のパーツはどうでしょう?どれも身の回りのモノに似つかない形をしてますね・・・。
なので使い方がピンとこない。
でもこういうパーツこそあなたの創作の可能性を広げてくれるんです!
名前は別に覚えなくて大丈夫ですけど、覚えればばら買いする時に役立ちますよ!
それでは見ていきましょう!
代表的な3つのパーツ
まずはよく見るパーツからいきましょう。オーソドックスなものでも色んな使い方もできますし、特徴を知るとアイデアを発想しやすくなりますよ!
①普通のブロック
レゴといったら思い浮かべる正方形や長方形のブロック。
実は英語ではBrick(ブリック)と呼ぶのが一般的だったり・・・。
特徴💡 厚みがあり、つかみやすく、重たく、色の種類も豊富
まずはこのパーツに慣れましょう!どれも簡単ですが、飛行船はブロックを横向き(ポッチが左向き)に組んでいます!色のグラデーションも表現できますね。
高く積み上げる、大きなものを作る、交互に組んで頑丈にする時に使える!
②ポッチのある板
ポッチ(スタッド)が付いた薄い板をプレートと呼びます。小さいものから大きい物まで様々!
特徴💡 薄い、プレート同士は頑丈、3つ重ねるとブロックと同じ高さ
床や土台、屋根、羽、細いものや長さの表現、ブロックが足りない時の埋め合わせに使える!
③ツルツルした板
プレートと同じ薄さでポッチがないものをタイルと呼びます。床のタイルみたいですよね。
特徴💡 ポッチがない(摩擦が少ない)
摩擦が少ないということは、何かを滑らせたり、結合を弱くすることもできるということです。
例えば、視聴者さんからリクエストのあったこのエレベーター。自動ドアならぬ手動ドアなのですが、スライドさせるためにドアと接地面にタイルを使っています。
これ、ポッチの上でやろうとしてもスムーズにできません。
結合を弱くするとはどういうことかと言うと、あえて取れやすくする工夫です。
例えばこのトラックの荷台部分。お子さんがプレートやブロックをはめると予想されるため、あえて外れやすいようにツルツルにしています。建物の二階部分の床の下とかにもよく使いますね!
仕上がりをツルツルにしたい時、ブロックやプレートを外しやすくしたい時に使える!
これ何だろう?なパーツ
これ以降のパーツは特に使い方が「?」なものが多いと思います。
④カーブしているもの
こんな感じの曲線があるパーツをカーブパーツなどと呼びます。
レゴで遊ぶ時は年齢関係なく世の中に存在するものを作ることが多くなるはずです。
そして存在するものの多くは曲線的な形をしています。なのでカーブしているパーツは重宝します!
ちなみに、80~90年代のレゴと直近5年のものを比べると格段になめらかな見た目になっていることがわかりますよ。
特徴💡 なだらかな曲線
生き物のように表面をなだらかにしたり、出っ張ってる感じを出す時に使える!
➄斜めに傾いているもの
このような三角形や台形のパーツを、スロープ・逆スロープ(画像右二つ)といいます。これも便利!
特徴💡 坂道のような直線的な傾き、カクカクした感じで末広がり
左右反対向きに積み上げていけば山のようになりますし、画像の飛行機の例のように横に倒して羽のように見立てることもできます。
使い方:羽、屋根、生き物の足、三角形や多面体の表現等
⑦機能がありそうなもの
出ました~なんだか使い道がピンとこないものたち。形が他のパーツと比べて独特なので特殊パーツとも呼ばれます。
まずは黒い蝶つがいのような姿をしているヒンジから見ていきましょう。
ヒンジは作品に動きをつけてくれる優れものです!組み合わせると以下の画像のように開いたり、曲げたりすることができます。
また、左右で形が違う黄色のヒンジブロック(下図)と組み合わせれば、腕の関節のように使うことができます。
10698にはヒンジが二組入っているので、ゴミ収集車のように2段階で可動する作品も作れます。
特徴💡 関節のように動かしたり、角度を付けられる
関節のように使うのはもちろん、屋根など角度を斜めに固定する時にも筆者はよく使います。
関節のように動くものを作りたい時、角度をつけたい時に使える!
次の特殊パーツはターンテーブルという回転するプレートです。実は以下二つのパーツを組み合わせて機能します。
他のパーツと組み合わせて方向を変えれば、時計や風車のようにも使えますね!
回すのはもちろん普通の2×2のプレートとしても使えます!10698はプレートが少ないので代用として重宝しています(笑)
回るものを作る時にも、普通のプレートとしても使える!
次は1×1のプレートにカニのはさみのようなものがついた、クリップをご紹介します。
10698には1つしか入っていませんが、他のセットにはよく入っています。
名前の通り、何かを留める役割を果たします。棒状のものと組み合わせることが多いですが、画像中央のアイスクリームワゴンのように先述のヒンジと組み合わせることもできます。
棒状のものや、ヒンジを挟む時にも使える!複数あれば手のようにも見える。
次はこちらの青いやつです。ランプホルダーといいます。10698には4つ入っていますね。
これは目玉や丸いプレートを付けたくなるような形ですね!乗り物のライトなんかにもよく使います。
後実はシーソーの土台部分に2つランプホルダーを使っています。間に棒を通すことで上下に動くようにしました。
方向転換をしたり、棒を通したりして使える!
⑧複数方向にポッチがあるもの
こちらも大変便利なアイテムで個人的には欠かせないパーツです!ほぼ全ての10698の作品に使ってるかも?
便宜上ざっくりまとめましたが、それぞれ名前があります。(あるようです)
スタッドというのはポッチの正式名称です。そして片側のポッチには穴が開いています。
青いのは方向転換して横に組みたいときの必須アイテムで、赤いのは生き物の顔の部分などによく使います。
結合するブロックにポッチが多ければ多いほど接着力が強くなるので、頑丈になります。
さて次は似ているもののちょっと形が違うヘッドライトという部品です。名前の通りもともと車のライトに使われるようなパーツです。ただ、ポッチの下が若干出っ張っているためホールド力があります。
10698のは緑だけですが、黒を筆頭にカラーバリエーションも豊富です。生き物の目玉に使ったり、方向転換によく使います。
下の灰色のスタッド付きプレートは1つしか入っていませんが、生き物の顔によく使います。
画像右、白いブラケット(括弧という意味)は組む向きを変えるのに使えるアイテムです。2つ入っているので嬉しいですよね!
以上、色々とありましたが特殊パーツの使い方でした!
⑨棒のようなもの
最後はこの棒!一応正式名称はアンテナです。かの昔はスペース(宇宙)シリーズなどでよくアンテナとして使われていました・・・。
これは結構使い方が想像しやすいのでは?
筆者もよくアンテナや電柱、旗として使っています。
あとは丸い缶のようなパーツの穴に通して補強したり、花の茎としても使っています。
細長いものの表現や回転、補強の軸として使える!
実際に作り方の動画を見たい方はコチラ
ご紹介したパーツの使い方は一部で、実際は複数のパーツを組み合わせて作品を作っています。
組み方やピース数をもとに難易度別にしてありますので、興味がある方はのぞいてみてください。
リクエストもお待ちしております!
さいごに
いくつかパーツの使い方のヒントをまとめましたが、参考になりましたか?
何か1つでも創作アイデアが沸いたり、お子さんへのアドバイスのヒントになれば幸いです。
大事なのは、「これ何に使えるんだろ?あの穴にはまるかも?」と好奇心を持って試行錯誤することだと思います!
実際、プロや有名ファンビルダーの皆さんはパーツを熟知しており探求心も凄いです。
今後は発想方法や見立ての考え方を記事にまとめていこうと思います!
ここまで読んでくださりありがとうございました。
それでは楽しいレゴライフを!🍅