PIECE OF PEACE 『レゴ®ブロック』で作った世界遺産展 は2003年に日本でスタート。
2021年のファイナルまで、世界約370万人を魅了したチャリティイベント。
2017年にシンガポールで開催された際の記録です。
通常展示作品に加え、ASEAN50周年記念モデルの7点が初登場。
メイン展示も感動しましたが、ローカル展示のほうが印象的でした!
気になった作品の細部の表現や、現地のファンの作品もまとめていますので見てみてください。
- イベント名:PIECE OF PEACE「レゴ(R)ブロック」で作った世界遺産展 World Tour Singapore 2017
- 期間:2017/07/27 (木) -2017/09/03 (日)
- 場所:Fort Canning Arts Centre
- 主催:PIECE OF PEACE実行委員会(企画:パルコ、レゴジャパン、制作・プロデュース:バウコミュニケーションズ
- 地元コンテンツ
- 世界遺産展の作品
- ウェストミンスター大寺院及び聖マーガレット教会(イギリス)
- アテネのアクロポリス(ギリシャ)
- コロッセオ(イタリア)
- モン-サン-ミシェルとその湾(フランス)
- ピサの斜塔(イタリア)
- シュテファン大聖堂(オーストリア)
- スルタンアフメット・モスク(トルコ)
- サグラダファミリア(スペイン)
- 古都グアナフアトとその銀鉱群(メキシコ)
- ブダ城 (ハンガリー)
- モアイ像(チリ)
- 長安門(韓国)
- 四川ジャイアントパンダ保護区群(中国)
- 厳島神社(日本)
- 姫路城(日本)
- スワヤンブナート寺院(ネパール)
- アンコール(カンボジア)
- 首里城(日本)
- フエの建造物群(ベトナム)
- 古代都市スコタイと周辺の古代都市群(タイ)
- ルアン・パバンの町(ラオス)
- シドニー・オペラハウス(オーストラリア)
- レジにカエル?
地元コンテンツ
まずはローカルLEGOファンの作品や企画から。
館内入口にはポスターの表紙になっていた作品が。
全体的に博物館のような暗めで静かなエキシビションでした。
ファンによるMOC展示
MOC=(My Original Creation) オリジナル、自作の意味
文化や伝統、食べ物まで、自分にとって大切な物を作るコンテストだったようです。
目立っていたのがシンガポール名物のチリクラブ。
色んな作品スタイルがあり参考になりました。
現実的なもの↑や、メカっぽいカニ↓など。
いまだにパクチーは苦手ですが。
こちらはシンガポールのソウルフード。いやー愛に溢れた作品ですね。
7年半住んでいましたので、ホーカーやコピティアムには大変お世話になりました。
よく見るとオレンジのブロック外しをレンゲに見立ててます👏
現地レゴストアでのキャンペーンでもらえるミニセット↑
シンガポールの文化が詰まってて感動。
こちら↓はショップハウスと呼ばれる伝統的な住宅。
こちらはERPガントリーと呼ばれる高速のETC的なゲート。
そして、下は私が大好きだった二階建てバス、ダブルデッカー!
作者はなんと9歳の少年!ステッカーまで貼ってかなりリアル。
将来有望ですね!
数字でルートが決まっていて、乗る時には手を振らないと止まってくれません笑
寒いくらいの冷房の中、最前列で景色を眺めるのが楽しかったな〜。
Brick by Brick SG
別のエリアではBrick by Brick SGという企画もありました。
テーマは「白いレゴブロックで夢のシンガポールの街を作ろう!」。
日本でいう高専的なポリテクニックの学生の作品でした。
すぐそばには、来場者が自由に組めるスペースもありました。
右がレゴ超初心者の妻が作ったものです↓
衝撃でしたね。
世界遺産展の作品
さて、ここからは展示作品をご紹介します。
マニアックなアップ写真のみもあります。
全ての作品にピース数やビルダーなど
データが記載されていましたがあまり残ってませんでした・・。
ビルダーの方々、尊敬します。
ウェストミンスター大寺院及び聖マーガレット教会(イギリス)
遠目に見るとよりリアルに見えますね。
窓の表現は他の作品にも多用されてました。
アテネのアクロポリス(ギリシャ)
遺跡が欠けている感じがレゴにピッタリ。
コロッセオ(イタリア)
灰色の濃淡を変えることでリアルさが出ています。
他の作品の高さもわかると思います。
モン-サン-ミシェルとその湾(フランス)
ピサの斜塔(イタリア)
シュテファン大聖堂(オーストリア)
この屋根の模様すごい。私は建物を組むのは苦手です。
スルタンアフメット・モスク(トルコ)
金色のパーツとダークグレーのコントラストが綺麗。
サグラダファミリア(スペイン)
圧巻。
実物はみたことないけど、描写が細かい!
古都グアナフアトとその銀鉱群(メキシコ)
窓に使われているのはヘッドライトと呼ばれるパーツ。
マイクロスケールでよく使われますね。特に裏側。
ブダ城 (ハンガリー)
モアイ像(チリ)
モアイってチリにあったのか。
長安門(韓国)
四川ジャイアントパンダ保護区群(中国)
厳島神社(日本)
姫路城(日本)
2万ピース!Masahiro Yanagiさんが制作されたようです。
スワヤンブナート寺院(ネパール)
一つだけ色を変えたり職人技が光る。
アンコール(カンボジア)
大きすぎて入り切りませんでした。
首里城(日本)
屋根の傾斜のテクニックが新鮮でした!
当時はまだ実物があったのか・・・。
フエの建造物群(ベトナム)
かっこいい・・・。
古代都市スコタイと周辺の古代都市群(タイ)
ルアン・パバンの町(ラオス)
白x金でニンジャゴーのゼンみたいな配色。
シドニー・オペラハウス(オーストラリア)
アーキテクチャのオペラハウスを作る時、レゴのデザイナーが苦労したとか聞いたことがある。
レジにカエル?
以上です。
いちいちじーっと見ていたので時間が足りないくらいでした。
最後に一番記憶に残った(←オイ)オブジェを。
出口付近ショップがありました。レジにはカエルの置物が!
多分ほとんどの日本人はピンとこないと思うのですが私は興奮。
シンガポールだけではなく中華圏では幸運のシンボルとされています。
招きガエルって感じでしょうか。家やオフィス、お店など幅広く生息してます。
だいたい金色で、money frogやfengshui frogと呼ばれているそう。
お尻がないから運が逃げない的な説明を聞いた覚えがあります。
と、最後の最後までローカル文化を感じられた思い出に残るイベントでした。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
それでは楽しいレゴライフを!