心配ありません!でも壊して作れるようになるにはいくつかのポイントがあります。
かつてのレゴ好き少年、現レゴ好きパパの視点でヒントをお伝えします!
ちなみに私の娘は全然レゴに興味がありません!
説明書通りでも大丈夫!
最初はみんな説明書から始まるんです。初めてレゴを買う大人だってそうです。
いきなりパッケージの商品を説明書なしに完璧に組める天才がいたら会ってみたいくらいです。
初心者にはレゴが「どんな遊びで、どう組むのか」がさっぱりわかりません。
妻にブロックを渡したときの組み方の衝撃といったら・・・(笑)
だからレゴの商品(セット)には、手を動かして自然と学べるように組み立て説明書が付属しています。
説明書通りに作ると綺麗にできるんですよね。筆者も子供の頃はお手本通り作ってました。
一流のレゴデザイナーが生み出した作品を眺めたくなる気持ちもわかります。よーくわかる!
子供ながらに「自分が作った」という自信にもつながり、一層壊したくないという心理が働きます。
なのでお子さんが今、説明書通りにしか作らないとしても心配しないでください。
知育目的なら・・・
そうは言っても知育目的で買ったのであれば、説明書通りだけでは終わってほしくないのが親の本音ですよね。
壊して作ってどんどん自作作品を生み出して欲しい!と願っているはず。
説明書通り作れた時点で凄いですが、お子さんとブロックが持つ無限の可能性のほんの一部にしか触れていないのも事実。
しかも、知育に良いとされる「作ったものを壊して、また新しく作るプロセス」を体験できません。
これをレゴ用語では「組み換える」または「リビルド」と言います。
レゴ好きからするとリビルドの楽しさ、自分で作る喜びを感じないままレゴから離れてしまうのはとっても寂しく、何よりもったいない気持ちがあります。
自分でゼロから作ったオリジナル作品を眺めたり、遊ぶときは、自分で握ったおにぎりを食べる時のような達成感と満足感があります。
お手本で遊ぶ時よりも「ここは○○で、○○なんだよ!」と口数も増えることでしょう。
説明書通りに作って終わっている状態ということは、①壊して、②新しく作ることができていないということです。
子育てをしているとわかってくるのですが、子供が何かをしない時には必ず理由があります。
ではなぜお子さんは完成品を壊せずにいるのでしょうか?
壊せない子の心理
子供が説明書通り綺麗に作った作品を壊すには、心理的、物理的なハードルを乗り越える必要があります。
作ってもいない大人が子供のおもちゃを崩すのとは訳が違うのです。
心理的には
- もっと眺めていたい
- 親や他人に見てほしい(つまり褒めてほしい)
- 壊したら戻せないかもしれない
- 何も作れないかもしれない (恐らく一番の不安)
筆者も幼い頃は説明書通りに作って、机一杯にレゴを飾っていました・・・。
物理的には
- 組まれたブロックが固い (レゴのセットは簡単に壊れないよう頑丈に設計されています)
- 壊すとパーツが散らばって失くすかも
等の思いや不安があります。
親として重要なのは、こういったハードルを下げてあげること。
では、具体的な方法を見ていきましょう。
壊すまでに至るには?
心理面ではまずは作れたことを褒めてあげましょう。頑張りを認めてあげるのは重要です。
そして、飾ってあげたり、完成した作品に関して質問したりして子供の承認欲求を満たしてあげます。
写真をとってデジタル保存したり、一定期間眺めて満足がいけば壊していたなんてお子さんもよく聞きます。
そして、一度作ったセットであっても(パーツがあれば)また作れることを教えてあげましょう。
安心感につながります。
説明書を紛失しても、2001年以降のセットであればレゴ公式HPで組み立て説明書を無料でダウンロードすることができます。
こちらのレゴジャパンのお二方のインタビュー記事もお子さんとの関わり方のヒントになるかと!
物理面では、簡単にパーツが外せるブロック外しと入れ物(箱やジップロック等)を用意しましょう。
プレートやタイルなどの薄くて小さなパーツは特に外しずらく、大人でも歯が立たないことも多々。
そんな時にこの道具があれば、「どこを持ってどこに力をかけると簡単に取れるんだ」と段々わかってきます。そうすれば壊すのも苦になりません。
ジップロックや透明な100均のケースにまとめておけば後で作り直すこともできますし、新たに作るときに出して一覧できるので便利です。Amazonの段ボールでもOK!
それでも遊ばない?
私には4歳の娘がいて、私が日常的にレゴをしているのを知っています。
しかし娘はレゴに全然興味がないようです。そういう子もいるんだと思います。
プリンセスやごっこ遊びが大好きで、レゴはたまーーーにしか目に入らない存在。
もはや、ぬいぐるみや食べ物のオモチャと一緒にごちゃ混ぜで遊んでいます😂
以下の記事は3歳の頃の記録ですが、あまり変わっていません。
少し組み方が変わったかな?くらい。
でも私も妻も全然OKです😃
いつかはまるかもしれないし、はまらなければ私が遊びます笑
習い事と同じで、間違っても押し付けることはしたくないです。
必ず嫌いになりますので。
作るようになるヒント
何も作れないのでは?という心配に関してはインプット量が必要になります。組まないと始まりません。
レゴも英語やスポーツと同じで、溢れ出るほどインプットがあってはじめてアウトプットできるようになります。
説明書以外のインプットとして、2つのヒントをご紹介します。
①Brickit
まず、Brickitというアプリ(iOS/Android)です。
ブロックを並べてカメラを向けるだけで、AIがブロックを分析して何を作れるか提示してくれる面白アプリです。
筆者も興味本位でレゴクラシック10698のブロックを机に並べて試しました。
②組み換え作品の検索
2つめに、組み換えレシピを検索すると良いでしょう。
セット番号に続いて「組み換え」と検索すると特定セットに入っているブロックだけで作れる作品が出てきます。(セット番号によって検索結果は大幅に変わります)
もし日本語で結果が出てこなければ、世界的に有名なファンサイトのRebrickableというデータベースを試してみてください。
こちらのページ右上の検索窓にセット番号を半角で入力してみてください。世界中のファンが作った作品の説明書をPDFでダウンロードできますよ。
公式の説明書そっくりのレイアウトなので英語が苦手でも問題ありません。
(※広告が多めなのがイマイチですが)
以上2つはオリジナル作品を作る前の練習としてもおすすめです!
たとえ途中で投げ出してしまったり、お手本をアレンジしても褒めてあげてくださいね!
本人が楽しければどんな形だって色だっていいんです!
頻繁に手を動かすようになればインプットが溜まってきて、そのうち自分で組みだすはずです!
まとめ
今、お子さんが組み立て説明書通りにしか作らないとしても、気にせず様子を見てみましょう。
目的が知育だったとしても、子供が楽しく遊ばなければ目的を果たしません。
勝手に壊したり、無理強いするのはNG。
親として心理面、物理面でそっと背中を押してあげるのが重要だと思っています。
まずは褒める。そして子供に話を聞いてみる。きっと一歩を踏み出せずにいる理由があります。
世界にはBrickitや、Rebrickableなどの便利ツールも溢れていますので試してみる価値アリ。
もしレゴクラシックの10696または10698のセットをお持ちであれば、筆者も組み換え作品の作り方動画をあげていますので見てみてください。
上記のセットではなくても、似たようなブロックがあれば真似て作ることもできますよ!
足りないパーツや色をどう手持ちのブロックで補うか考えることで問題解決能力が培われます。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
それでは楽しいレゴライフを!🍅