レゴ マスターズ (LEGO Masters) とは、2人1チームで課題を制作し優勝を目指すリアリティー番組です。
2017年にイギリスで始まり18カ国に広がっています。
2023年3月に日本上陸が決まり、5月よりTBS系列で放送予定です。
とは言っても情報が少ないので英語ソースを調べてまとめました。
番組の構成、チャレンジの種類、審査員や審査基準、優勝者の作品や経歴まで踏み込んでます。
プラス日本版に関する情報、オタク目線での番組展開の予想もしています。
参加を検討されている方、レゴが大好きな方の参考になれば嬉しいです。
レゴマスターズJAPANの応募は締め切りました
※日本版は内容が異なる可能性がありますので海外版は参考程度でお願いします
LEGO Mastersシリーズに関して
同シリーズはレゴグループ、英国のTuesday’s Child、BanijayというフランスのTV制作会社が共同で放映権を持っています。
情報量が多すぎるので英語圏、特にアメリカ版をメインにまとめています。
開催国とシーズン
LEGO Mastersシリーズは年々開催国が増えており、ドラマのように複数回にわたります。
18カ国で放送されているとのことでしたが、それ以上ありそうでした。
シーズンという大きな期間(2〜3ヶ月)があり、その中に10〜13のエピソードという構成です。
イギリスは4エピソード、オーストラリアは9。
1エピソードは国にもよりますが大体60分。
番組内容
番組の流れは、課題発表>制作(サプライズあり)>審査>結果発表となっています。
2名1組、約10チームが参加して毎回1チームが脱落します。ファイナリストは3チーム。
参加者のバックグラウンドは様々。
インフルエンサー、高校の友人、消防士、医者、主婦、おじいさん同士、メイクアップアーティスト、写真家などなど。
チャレンジと呼ばれる課題は国やシーズンで異なるものの、大きくは2種類。
- ストーリーテリング:物語性を求められる
- テクニカル:技術力を求められる
チャレンジの例
- 大人の体重にも耐えられる椅子を作る
- 1作品あたり15個のピースだけを使って可能な限り多くの生物を作る
- 子供たちが話した物語を解釈してレゴで表現
- スーパーブリッジ:2メートルの支柱をつなげて重りを支える競技
- どのチームが一番高いモデルを作れるか
- 大人が乗れる車を作る
- ドロップテスト:どの作品が一番壊れやすいかを審査する(日本版はなし)
- などなど
制限時間は課題の種類によって変わります。
小さいもので2時間、多いのが7〜13時間、フィナーレと呼ばれる決勝戦が24時間。
フィナーレは参加者の好きなものを作ります。
各エピソードでツイストと呼ばれるサプライズがあるのも面白いです。
例:初めてのレゴセットを途中で渡されてパーツを作品に取り入れろと言われる
残り時間が1時間を切ると恐怖のブザーが鳴ります。
作るジャンルも幅広いので、オールラウンダーなチームが有利そうでした。
参加者はブリックピットと呼ばれるスタジオのブロックを使用します。
審査員と審査基準
審査員は2〜3名。
アメリカ版はレゴ社現役シニアデザインマネジャーのAmy CorbettとJamie Berard。
AmyはDOTSシリーズ、Jamieはアーキテクチャー、Ideasシリーズを手掛けています。
他国もレゴ社員やレゴ認定プロビルダー(LCP)、エンジニアリングの専門家などが審査員を務めています。
審査基準はクリエイティビティ、ストーリーテリング(ストーリー性)、技術力。
最新シーズンの最終回の審査員のコメントをみてみると、ただリアルに作るだけではなく、イマジネーションや感情に訴えるストーリー性も求めているようでした。
賞金と優勝者
ファイナリストが競技を終える頃には、シーズン合計の制作時間が約150時間にもわたります。
そして優勝チームには現金、レゴトロフィー、レゴマスターの称号が贈られます。
※日本版はまだ公開されていないため該当しない可能性があります
直近の賞金は、3月のレートでイギリス版は2万5000ポンド(約400万円)、アメリカ版は10万ドル(約1300万円)、オーストラリア版は100,000ドル(約880万円)となっています。
開催地やシーズンによっては、優勝作品がレゴランドにて飾られるなどもあります。
優勝作品を見たい方は各ビルダーのSNSをチェック!
国(シーズン) | 優勝者 | 関係 |
イギリス(1) | Nate&Steve | 友人 |
イギリス(2) | Paul&Lewis | 親子 |
アメリカ(1) | Tyler&Amy | 夫婦 |
アメリカ(2) | Mark&Steven | 兄弟 |
アメリカ(3) | Nick&Stacey | 友人 |
オーストラリア(1) | Henry&Cade | 初対面 |
オーストラリア(2) | Jackson&Alex | 友人 |
オーストラリア(3) | David&Gus | 友人 |
オーストラリア(4) | Joss&Henry | 友人 |
優勝者の職業も様々で、教師、ライブストリーマー、フリーのレゴデザイナー、プロジェクトマネジャー、エンジニア、アーティストなど。
優勝後は地元のレゴコミュニティーへの露出が増えたり、受注制作の仕事が降ってきたりと様々なようです。
イギリス版シーズン1のチャンピオンのSteve Guinnessさんは、当時教師でしたが優勝を機に独立。レゴを使った受注制作やワークショップを開催されています。
また、彼のデザインしたタイプライター(21327)は後に製品化されました。
素晴らしいですね。
番組の見どころ
- 出場者たちのレゴへの情熱が伝わってくる点
- レゴファンたちが作り出す美しいレゴ作品
- クリエイティブなアイデア
- 時間制限の中で作る緊張感
- テクニックやストーリーテリングなど、スキルの披露
- 出場者たちの出場背景や人生に自分を重ね合わせる
- ドラマティックな瞬間や出場者たちの感情が伝わる
- シーズンごとに異なるテーマが設定されるため、飽きずに楽しめる
子供は純粋に作品や制作風景が楽しめますし、大人は人間模様に惹かれると思います。
忘れていた子供の頃のワクワクを取り戻すキッカケにもなるでしょう。
レゴマスターズ(アメリカ)の公式サイト
レゴマスターズ(イギリス)の公式サイト
公式Instagram(イギリス、アメリカ、オーストラリア)
YouTubeでもいくつかのエピソードは出回っています。
レゴマスターズJAPANに関して
わかっていない事
4月14日時点で未公開の情報は以下の通り。
- 競技内容と制限時間
- チーム数
- MC、ゲスト
- 放送日時
以下公式アカウントより順次開示される予定です。
最新情報(随時更新)
4月14日追記:応募は締め切り済、審査員は三井淳平さん!
4月14日追記:ブロックは大量に提供されるので持ち込み不可、交通費支給
4月7日追記:優勝賞金は50万円、スマッシュ(壊す演出)は無し!
本戦に進んだ参加者全員に特別参加症が!
その他最新情報は番組公式ページでご確認ください。
HP:https://www.tbs.co.jp/lego_masters/
Twitter:@LEGOMASTERS_TBS
Instagram:legomasters_tbs
日本版に関する予想
ここからは私の予想です。
各国のレゴマスターズの情報と日本のレゴ界隈の情報を鑑みてまとめました。
気になる人だけ読み進めてください。
チャレンジと展開
日本の文化にちなんだ課題(チャレンジ)が出されると思います。
昔話と現代を掛け合わせるとか、アイコニックな建物を作るとか、サブカル系もあり得そう。
展開や演出に関しては「どこまでオリジナルに近づけるか」に注目しています。
海外版はかなり演出が入っていてドラマチックです。
時間をかけて組み上げた作品を落としたり、叩いたりして破壊するシーンも。
強度を測って技術面を見ているという側面もありますが
参加者が喧嘩っぽくなったり、泣いたりも。
絶対俺らが優勝だ!あんな作品じゃ勝てないだろ、みたいな強気コメントとかもあります。
そんな演出が日本で出来るのかなぁ?(是非見てみたい)と思います。
MC・審査員
海外版のMCはコメディアンやTVの司会者が多いです。
ビルダーの熱い思いを引き出す高いEQや話術が必要になると思います。
フレンドリーな雰囲気がありつつ仕切るのが上手い方、といった感じでしょうか。
審査員に関しては、敬意も称してプロビルダーの三井淳平さんはほぼ確定でしょう。
4月14日追記:審査員の予想的中しました
ただ最低2人は必要で各国はレゴ関係者なので、なかやまかんなさん(マスターモデルビルダー)、レゴ本社で活躍されている日本人デザイナーの鈴木淳也さん辺りも可能性はあると思っています。(もはや期待に近い)
鈴木さんはネクソナイツやトロンレガシー↓のデザインを担当されました(動画)。
カッコイイですよね〜私も持ってます
あとは、レゴマスターモデルビルダー芸人のまっこん(黒沼誠)さんもありえるのではないかなーと。
TVチャンピオンのように一般人が審査する回ってのも日本ではあり得そうです。
ゲストに関しては未知ですが、レゴ好きで知られる春香クリスティーンさんとか?
芸能界でもレゴファンは多いと思うので楽しみです。
終わり
以上、版レゴマスターに関する情報でした。
アメリカ版最新シーズン3の最終回を見た時には2回涙が出ました。
大人になってもワクワクすることの大切さを改めて感じました。
日本版でどのような作品が制作されるのか、放送日が楽しみですね。
番組を見て、より多くの人たちがレゴの魅力に触れることができればいいなと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
それでは楽しいレゴライフを!