全4冊計150種類、全部読みました。
流石よく考えられており、自然と組み方が学べる構造になってます。アイデアも湧くでしょう。
読者の皆さんには損して欲しくないので詳細にレビューします。
結論:素晴らしい!でも高確率でパーツが足りないので代用や買い足しは必須💡
人気のレゴクラシック10698【専用のレシピ本ではない】のでご注意ください。
4冊の共通点と違い
共通点
- 各巻30〜40種類のモデルを収録
- 全体的に5〜6歳の子どもの手のひらに収まるサイズ
- 各モデル5文ほどのモデルの図鑑的な説明と、パーツの解説がある
- 手順に関して一切文字の説明がない(どのパーツ、どれをどこに組む、裏返す等)
- 基本的なパーツや、組み方、配色、見立てのテクニックが自然と学べる
- 基本的に「クラシック」セットに入っているブロックで作ってある(著者による)
- 一部の細かい部分にはフレンズやクリエイターなどほかのセットのパーツも使用(著者による)
- 複数のクラシックセットを用意しておくと良いとのアドバイス(著者による)
- 同じパーツを使わなくてもよい、自分の好みでアレンジして、とある(著者による)
- 値段が1870円(税込み)
違い
4冊の違いをまとめた表がこちら。
以下詳しく見ていきます。
レゴレシピ いろんな建物
レシピの中身
レゴレシピ いろんな建物には40種類のレシピが掲載されています。
著作権上全てのモデルの写真はとれませんので、イメージを貼っておきます。
以下収録モデル。
ログハウス/島の要塞/雲の家/ゲートハウス(門塔)/海底の家/木の洞の家/崖の上の別荘/空飛ぶ家/王宮/ハウスボート/妖精の家/お菓子の家/ミニキャッスル/湖畔の家/トレーラーハウス/見張り塔/水車小屋/天文台/イグルー(雪の家)/靴の家/高床式の家/ほったて小屋/円形の家/宝物庫/風変りなワゴン車/妖怪の洞窟/灯台/巨大タマゴの家/ドラゴンの住処/山の要塞/ビーチの隠れ家/ガラスの家/キノコの家/貝殻の家/カボチャの家/火山監視小屋/風車小屋/ツリーハウス/地下にある家/氷のお城
平均ピース数は100〜150くらい。
工程は14くらいですが、1工程に複数パーツを組みます。
女の子が興味を持ちそうなパステルカラーで可愛いモデルは、12個でした。
全体的に茶、緑、灰色、白あたりが多い印象です。
回る、上下、開閉、斜めにする、支える、滑らかに見せる、グラデーションなどが自然と学べます。
注意:ミニフィグ(人形)が中に入らない小さい作品が9割です
マイクロスケールといって、家と並べるとミニフィグが巨人のように見えます
いろんな建物:子供と作ってみた
5歳の娘と久しぶりにレゴ。
いくつかのお気に入りの中から、「お菓子の家」をチョイス。
ただ、3分の1くらいのパーツが無かったので代用しました。
必然的に「これはないから、コレとコレをここに置いてみて」みたいな指示が必要に・・・💦
途中集中力が切れかけながらも、最後の屋根のデコレーションを楽しんでました😀
15分くらいで完成したのがコチラ↓
途中と完成後のテンションの差が激しかったです笑
コレくらいのセット、買えば1500〜2000円はかかります。
同じパーツが揃っていれば一人でも組めるかも💡
Amazonなら試し読みができます↓
「いろんな建物」を試すなら、「おうちをつくろう(11035)」のセットに窓、ドア、屋根などに使えるパーツが入っているのでオススメ。
レゴレシピ いろんな車
レシピの中身
レゴレシピ いろんな車には40種類のレシピが掲載されています。
著作権上全てのモデルの写真はとれませんので、イメージを貼っておきます。
以下収録モデル。
ドラッグレースカー/モンスタートラック/ゴミ収集車/トレーラーキャブ(けん引いん車)/トレーラー/オープンカー/レッカー車/スクールバス/キャンピングカー/フォークリフト/クレーン車/スポーツカー/ショベルカー/除雪車/ミキサー車/消防車/パトカー/レーシングカー/キャリアカー(車両運搬車)/四輪バギー/ロールスロイス/タンクローリー/トラクター/ブルドーザー/ダンプカー/T型フォード/高所作業車/スマート/ミニクーパー/タクシー/トゥクトゥク/ビートル/ビンテージカー/空飛ぶクルマ/ゴーカート/月面車/2階建てバス/アイスクリームトラック/ジープ/ハマー
必要ピースは約30〜170個と幅広いです。
これは人形を乗せられない小さいモデルから、2つフィグを乗せられる大きめのモデルがあるから。
半分くらいはミニフィグを(中または上に)乗せることができ楽しいです。
車好きな女の子は少数派でしょうが、好きそうなモデルは良くて4つでした。
圧倒的に青、赤、黄、白が多いです。
いろんな車:子供と作ってみた
パーツがほぼあったのでパトカーに挑戦。
前回と違いパーツが見てわかりやすかったので、8分くらいでスムーズに出来ました。
パーツの色(特に透明系)が実物と違うことがあるので、完成写真を参考にすると👍
本レシピにはタイヤが必須です。「のりものをつくろう(11036)」には52個のタイヤや車系パーツが揃っているので持っていると便利!
レゴレシピ いろんな動物
レシピの中身
レゴレシピ いろんな車には40種類のレシピが掲載されています。
著作権上全てのモデルの写真はとれませんので、イメージを貼っておきます。
以下収録モデル。
チョウ/オウム/アライグマ/ライオン/ウサギ/アヒル/カブトムシ/ホッキョクグマ/キツネ/ゾウ/パンダ/アザラシ/ハチ/ピラニア/ヤギ/ヘビ/ネコ/ブタ/ヒツジ/ウシ/コウノトリ/ロブスター/カエル/シチメンチョウ/サメ/ウマ/キリン/ラクダ/ハクチョウ/カニ/ビーバー/アンテロープ/イボイノシシ/ネズミ/クモ/アリ/ゴリラ/サイ/フラミンゴ/蚊
ほぼ全てのレシピが50〜60ピースくらいで作れます。
女の子が好きそうなのは14個くらいでしょうか。
使う色は黄、黒、白、灰、ベージュが多いです。
いろんな動物:子供と作ってみた
これなら作ってみたいと言ったのが、結構パーツがあったアヒルに決定。
見た目によらず苦戦・・・。足から顔に組んでいくので不安定でよく崩れました😂
5歳には少し細かかったという印象。途中までくっつけてあげて、最後グッと組んでもらいました。
少ないパーツの割に形がリアル。が、全体的に目玉がなく正直あまり可愛くない🙅♂
動物好きなら「いろんな動物」より次の1冊をオススメします🤞
レゴレシピ いろんなペット ※おすすめ
レシピの中身
レゴレシピ いろんな車には30種類のレシピが掲載されています。
著作権上全てのモデルの写真はとれませんので、イメージを貼っておきます。
以下収録モデル。
日本では一般的ではない生き物もペットとして掲載されているがそれはそれで面白い😁
カメ/チョウ/ニワトリ/カメレオン/カナリア/チンチラ/マガモ/ウサギ/クモ/熱帯魚/オウム/フェレット/ヤギ/キンギョ/モルモット/ヘビ/ハムスター/ウマ/トカゲ/ラマ/サル/カエル/子ヒツジ/ブタ/ハト/ダックスフント/タツノオトシゴ/カタツムリ/ブルドッグ/茶トラネコ
30のち20個くらいは一般的に女の子が好きそうな生き物だと思います。
目玉を可愛い表情にするだけでもグッと変わりますしね💡
オレンジ、水色、灰色、ベージュが多い印象。
良くも悪くもカラフルなので各色集めるのが難しそうです。
いろんなペット:子供と作ってみた
今回はヒツジを選びました。海外だと顔が黒いんですね。
例のごとく全パーツは揃っていないので、同じ形で違う色のパーツで代用しました。
他の3冊と比べて娘も作りやすそうでした。
ほとんどのモデルに目玉があって可愛いのがGOOD👍
この「いろんなペット」の良い点は、①パーツID(エレメントID)と、②ステップ毎の使用パーツの表示がある所。
この2つがあるだけで作りやすくなります。
パーツIDは、個別パーツ単位でバラ買いしたい時に便利です。
おまけに、最後のページにはパーツの名称の図説まであります。
他の3冊より新しいだけあり、改良されています。
ペットを作りたい方はクラシックの11034ペットがあると便利!
著者について
「いろんな建物」と「いろんなペット」の著者はケビン・ホール(Kevin Hall)氏。
世界で20名ほどしかいないレゴ認定のプロビルダー(通称LCP)で、イギリス在住(英語経歴)。
6歳の頃からLEGOに触れており、企業やイベントにて大型作品を展示しています。
世界のプロビルダーを紹介した記事はコチラ↓
足りないパーツの代用アイデア
代用は基本的に以下の3パターン。
- 同じ形で違う色を使う・・・色よりも形にこだわる場合
- 違う形で同じ色を使う・・・形より色にこだわる場合
- 違う形で違う色を使う・・・難易度高、でも上達はする
※同じまたは似たものも含む
ブロックが足りない → プレート数枚で代用する、違う向きで組んでみる等
色が足りない → 同系色を使ってみる(欲しい色より少し薄い/濃い色)等
パーツの集め方
レシピを見てパーツが足りない時に、レゴパーツは主に以下の方法で集められます。
- セットを買う(新品、中古)
- パーツをバラ売り専門店やメルカリで買う
- レゴストアでピック・ア・ブリック(PAB)する
- ブリックリンク(BrickLink)で買う(英語必須)
- 交換する OR 譲ってもらう
🔰おすすめの集め方
どうしても同じ形、色のパーツを揃えたい方におすすめしたいのは、2番のバラ買い。
具体的にはブリッカーズさんというレゴパーツの専門店です。
理由はサイトが見やすく、パーツID、色や形、キーワードで探せるから。
私も自作する際にパーツ調達でお世話になっています。
最後の作ったヒツジの例で説明します。これは歯としてよく使われるパーツの黒バージョン↓
エレメントIDは4273590と記載があります。
これをブリッカーズさんの検索窓に打ち込むと、同じパーツが出てきます。
エレメントIDは形と色の組み合わせを表す情報なので、一発でパーツが特定できます
値段で言えばデジラさんが安いのですが、初めての方にはブリッカーズさんが使いやすいです。
パーツの集め方に関しては別途記事にまとめようと思います。
まとめ(表)
以上、書籍「レゴレシピ」を4冊レビューしました。
改めて表にまとめます。
興味によって一長一短ですが、大人も子供も見れば必ず参考になります。
私は図書館で借りましたが、是非手にとってみてください。
皆さんが親子で楽しくレゴで遊べますように!🍅